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映画「ビートルジュース」の白黒しま模様から着想を得た、日常の「変さ」を肯定するナンバーです。退屈な「ふつう」の仮面を脱ぎ捨て、心のひび割れを抱えたまま、自分らしさを取り戻す瞬間を描きました。カバーアートのハートから、むりやりですがタイトルにもハートを入れてみました。
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Lyrics
名前を三回 心で呼ぶ 退屈がそっと うしろを向く 白黒のしまが ゆらいで見えたら 世界がひっくり返る合図 クローゼットの奥で ねむってるスーツ ぼくじゃない誰かの 皮ふみたいだ 「ふつう」のタグが ちくちく刺さるから 今日はもう二度と 袖を通さない 鏡の前で ちゃんと笑えなくて 口角だけが うそをついていた テーブルの下で 靴を脱ぎ捨てて 床からひそかに 根を伸ばしていた 怖いものの顔を まっすぐ見つめたら 歯並びの悪い ジョークに見えた 飲みこまれるんじゃなく 起こされていたんだ 「まだ生きていいよ」と 耳うちする声 しま模様は檻じゃない 線と線のすきまから 隠してた本音が 光になってこぼれてく 変(へん)であることは 罰なんかじゃない ここにいていいよという 目印みたいなサイン 誰にも見せない 傷の落書き 黒いユーモアで ふちどってみる 行き止まりだらけの 人生の地図に 「ここから好きに飛べ」と書き足していく 「ちゃんとしなさい」の声に うなずき続けて 自分の声だけを 置きざりにした その置きざりにした声が 急に笑い出す 「順番なんてさ もうどうでもいいよ」 生きることと死ぬことの あいだで揺れるカーテンを 指先ひとつで そっとめくってみる まぶしさに目を細めて 笑える日が来る すこし踏み外して やっと自分になる ララ ララ 言葉にならないまま ララ ララ 喉の奥がほどけてく ララ ララ 黒と白のしまのあいだ 息を吸いこんで 色を塗り替える しま模様のカーテンが 風にほどけるたび 昨日の常識が 洗濯ばさみから落ちていく 変(へん)であることを 選びなおすたび ここにいていいんだと 体が思い出す 白黒のしまを 指でなぞりながら 今の自分だけを ここに呼び出す 線と線のあいだに すわりこんで気づく 「変(へん)なままで生きる」を選ぶことこそが いちばんまともな 魔法だった