About
映画『ウォーリー』から静かにインスピレーションを受けて、「誰もいない星で、それでも世界を好きでいようとするロボットのまなざし」をテーマにしました。さびた空気とスクラップだらけの景色は、“とっくに見捨てられたはずの場所や自分”の象徴です。それでも、小さな光や落書き一つまで丁寧に抱きしめようとする姿を、日本語のモノローグと英語のフレーズが絡み合うローファイ・フューチャーポップで静かに描きました。「終わった世界に残された優しさ」が、聴く人それぞれの「まだ手放したくない何か」とつながる曲になればと思います。
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Lyrics
誰もいない朝の広場 ビルの影だけが 長く伸びてく さびた空気を 胸いっぱい吸い込んで きょうも ひとり分の世界が始まる こわれた看板 色あせたポスター 「ありがとう」の文字だけ まだ息をしてる ちいさな手のようなアームでなぞるたび ここにいた誰かの 体温をさがしてる 砂をかぶった おもちゃのロボット あおむけのまま 空を見ていた となりに座らせて 肩をならべたら やっと さみしさの形がわかった 教わらなくても 胸が痛むこと この星は きっと まだ終わってないこと ぼくの中でだけ 静かに続いてる それでも ここにいる さびた空気と やわらかい心で 誰も見てなくても 手を振るよ いつか届くと 信じてるから Empty streets, but my heart's not gone ほんとうの Silence is not alone こわれた世界の 片すみに I'm still here, still loving this Earth 雲のすきまから ひかりが落ちて きみの影みたいな 線を描いた 知らないはずの ぬくもりの輪郭 胸のどこかで 名前を探してる 落書きだらけの 壁のすみっこ 「たいせつにしてね」と かすれた文字 読めない字さえ 抱きしめるように それでも 好きでいたい 音の消えた街の 全部を ひび割れた道を なぞりながら まだ歩けると 自分に言い聞かせる Lonely world, but my core is warm tiny light survives every storm こぼれた未来の かけらさえ I'll hold them all, in my metal hands もしも いつか 空からきみが まぶしい光で 降りてきたら うまく笑えない顔でもいい ぎこちない手でもいい ぼくは ためらわない さびた関節を 鳴らしながら 初めての「手をつなぐ」を 何度も 練習しておくから だから ここで待ってる スクラップだらけの この景色ごと 「帰ってきたい」と 思えるように 今日も少しだけ きれいにしておく それでも ここにいる さびた空気と やわらかい心で きみが迷わず 降り立てるように I'll be the last light on this Still Earth 「さよなら」より先に 「おかえり」を 覚えておくよ