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アニメ映画の「時をかける少女」からインスパイアされた曲です。タイムリープの使い方に悩みましたが、「言えなかった好き」というコンセプトにしました。「放課後の片想い」を、時間という軸で表現してみました。
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Lyrics
チャイムが遠くで まだ鳴ってる気がして 誰もいない教室で 君の席見てた 消しゴムのかけらで 机になまえを書く 子どもじみたことを まだやってる 黒板のすみに 明日の時間割 君と同じ授業を さがしてしまう 昨日のわたしより 君を知りたいのに 目が合うたびなぜか うまく笑えない タイムリープなんて できなくていいから あの帰り道で 横に並べなかった 一歩ぶんだけを ゆっくり取り返すように 「今」隣を歩く勇気だけ ください やり直せない瞬間を 何度も抱きしめて 言えなかったセリフを 心でリピートする 「好きって言ったなら」って 秒針に聞いてみる 一秒ごとに一回 止まってくれる その一瞬ごとに 君の横顔を 好きになってく 送れなかったままの 下書きのメッセージ 「今日ひま?」のあとが うまらないまま 未送信の恋が スマホの光の中で 通知も鳴らさずに 息をひそめてる 放課後の階段 君の影がのびる あと三段おくで 足を止めてしまう 名前を呼ぶだけで 世界が変わりそうで その一声だけが まだこわいんだよ 「また今度でいいか」って 何度ごまかしても 今度はいつだって 過去形になってく 後悔ってたぶん 君の苗字みたいに ふいに呼びなれて 手放せなくなる やり直したい放課後を 何度も思い出し 階段の途中で 君を呼ぶシミュレーション 「もしもあのとき」が 胸の中さわいでも それを越えていく今のわたしが 少しずつだけど 君の未来に 遅刻していく 君に言えなかった たった一行の 「好き」の行き先は どこへ行くんだろう 時効になってく 気持ちの残骸が プリントのすきまから ふと顔出して 息をする 巻きもどさなくていい 出会いなおさなくていい 最初からの君を 好きでいられたなら ドラマチックじゃない その日常こそが いちばん遠くまで 二人を連れてく やり直さなくていい そんな告白をいつか 震えない声でさ 君に渡したいから 秒針の音より 速くなる鼓動を 無理におさえないで ただ聞いていて あと何回だけ この教室で 君を待てるだろう 時間をかけて 君を想う それだけのことに 全部を賭けてみたい夜がある 振り返るたびに 少しずつ近づく 言えなかった「好き」と 遅刻していく未来を 同じページに そっとはさみこむ