SAY-SHOW
まぶしさと僕の間
SAY-SHOW

About

映画「ズートピア」からインスパイアされた曲です。試行錯誤したのですが、多様性や自分らしさという形から、いまの自分を少し好きになるというところに着地しました。ローファイな語り口の男性ボーカルが歌詞にマッチしていると思います。

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Lyrics

今日もちゃんと 生き延びました って
心の中で 何度もつぶやいてる
誰も聞いてない 出欠みたいな声が
天井のシミに ただ吸いこまれていく

コンビニおにぎり かじりながら
「まあ こんなもんか」って デスクに戻る

「大丈夫」って 先に言うクセは
傷つく前に 逃げるくせだ

まぶしさと僕の間で ずっと立ち尽くしてた
踏み出せない自分を 責めてきたけど
動けない足で 踏んばってた時間こそが
ほんとは いちばん 僕を守ってたのかもしれない

泣かなかった日よりも
泣けなかった夜のほうが 苦しいって
やっと 気づいた

幸せそうな写真の列を
親指ひとつで 流してはにげる
ちゃんと羨ましい ちゃんと悔しい
それでも「いいね」だけ はみ出さないように押す

洗ってないマグカップのあとに
いつからか 僕のリズムが たまっていた

強がりと本音の境目が
にじんで わからなくなる

まぶしさと僕の間で うつむいてたけど
アスファルトに落ちた影の形は
誰かの理想じゃない 僕だけの輪郭で
こんな僕にも ちゃんと「ここ」があるって
少しだけ 思えたんだ

夢を追えって 言葉は眩しすぎて
目を細めたまま 走ろうとしてた
転ばなかったことより
転んだあとに 立ち上がった回数で
人生を数えたら
もう少し 僕を好きでいられる気がした

誰かになろうとした日々より
なれなかった自分と 一緒にいた時間のほうが
本当は 長かった

まぶしさと僕の間に 今日は座りこんでみる
進めないまま 呼吸だけしている僕を
情けないって 笑う代わりに
「ここまで よく来たね」って
小さな声で 抱きしめてみる

いつかじゃなくて この瞬間に
うまくやれてない僕ごと 愛そうとしてみる
完璧な明日じゃなくて
ぐちゃぐちゃな今日を 生き抜いたことを
人生って 呼んでみたい

オレンジ色の ゆるんだ光が
散らかった部屋を なでていく
洗濯カゴの山の手前で
それでも ちゃんと息をしてる僕が
少しだけ いとおしい